豊後高田市には、市内で生産したそばを市内で製粉する施設があります。その役割を担うのが豊後高田そば株式会社です。
市内で収穫され、乾燥が完了した玄そば(黒い殻に覆われたそば)がそば株式会社に納品されます。玄そばはまず流動選別機をとおり、粒の大きさをそろえます。次に、石抜き機・磨き機を経て、脱皮機にて黒い殻を取り除き、むき実(そば殻を取ったそばの実)となります。むき実は色彩選別機でさらに選別され、石臼製粉の方法で丁寧に製粉され、挽きたてのそば粉が市内の手打ちそば認定店に届けられます。
豊後高田そば株式会社では、最高のそばの香りのため、最高の歯ざわりのため、手打ちそば認定店店主のフィードバックに応えるため、蟻巣(アリス)・御影それぞれの石臼を用い、ゆっくり(10~15回転/分)と時間をかけ、製粉しています。
豊後高田そば株式会社は、豊後高田産のそば粉とそば関連商品を業務用または一般のお客様用に販売を行っています。
社名 | 豊後高田そば株式会社 Bungotakada Soba Co. Ltd. |
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設立 | 2008年11月11日 |
資本金 | 約1,000万円 |
代表取締役 | 中野 幸輔 |
所在地 | 〒872-1101 大分県豊後高田市中真玉3956-2 |
TEL/FAX | 0978-25-7195 |
事業内容 | そば粉の製造および販売 そばを原料とする食品の販売 |
沿革 | 平成20年11月11日創業 平成26年5月25日新社屋へ移転 |
豊後高田そば生産組合は、豊後高田のそば生産開始と同時に設立されました。
豊後高田そば生産組合が主催するそば祭は、毎年そばの花が咲き始める5月に開催されます。そば文化がなかったところにそば産地ができたため、作付け初年度からそば祭をとおして、豊後高田そばのPRとそばの消費拡大と地域の活性化を図っています。今では豊後高田市の一大イベントとして定着し、毎年1万人のお客様で賑わいます。
農業振興だけでなく地域づくりの一環として、市内の商業や観光業と連携し様々な取り組みを行うことで地元が活性化し、「そばの町 豊後高田」が定着するに至りました。
組織名 | 豊後高田そば生産組合 |
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設立 | 2003年3月3日 |
代表 | 中野 幸輔 |
所在地 | 〒879-0606 大分県豊後高田市玉津987 (豊後高田市中央公民館内) |
TEL/FAX | 0978-24-3668 |
事業内容 | 豊後高田そばの生産 そば種子の販売 そば道場の運営 手打ちそばの製麺 そば関連加工品の開発 豊後高田そばのPR 豊後高田そば祭の開催 |
沿革 | 平成15年3月3日設立 平成19年度全国そば生産優良地区表彰事業 農林水産大臣賞受賞 平成25年7月12日豊後高田そば道場開設 平成26年度大分県農業賞 生産・加工・販売グループ部門 優秀賞受賞 平成29年度地産地消等優良活動表彰 地域振興部門 九州農政局長賞受賞 |